学習にコンフォートゾーンはない。

自己啓発

新しいゴールが出てくると、それに向かっての学習や情報収集がはじまります。

その際、もっとも早く効率的な方法の1つに「書籍」がありますね。

それで、先日、クライアントさんからある相談がありました。

「新しいゴール実現のために、その分野の読書をはじめたのですが、思いのほか、時間がかかってしまっています。

お勧めいただいた本もようやく読み終えることができました。

このようなスピード感でよいのでしょうか?」

というもの。

 

結論からいえば、オーケーです。まったく問題ありません。

新しい分野を学習することは、新しい知識を習得することです。

その際、どうしても、未知なる単語や情報などが出てきて当然です。

 

たとえば、経営者として、さらに前進しようとして、「会計に詳しくなりたい」とします。

それで、会計や決算書の読み方の本などを読み始めたとします。

すると、知らない単語などばかりが目につきます。

例として、減価償却や耐用年数、利益剰余金など。

知らないと「???」と戸惑ってしまいます。

でも、それでいいのです。

新しい学習にコンフォートゾーン(安心領域)はありません。

未知との遭遇ですから多少のストレスや負荷がかかって当然です。

 

ここに「上達理論」に関して、お勧めの参考書籍があります。

本書でもこう書かれています。

「専門知識を習得するには、自分のスキルより少し背伸びしたレベルで学習しなければならない。

もっと率直に言ってしまえば、学習にコンフォートゾーン(楽にできる領域)はないのである。」

(『Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ(アーリック・ボーザー)p99より引用』)

 

逆に本が「速く読める」ということは、コンフォートゾーン内の学習である証拠。

その場合は、知識の幅(レンジ)は広がりません。

私は現在、ピアノを習っているのですが、新しい曲にチャレンジする時はいつも若干ストレスです。なかなか最初は思うように弾けません。

将棋も多少やりますが、強くなろうと思って、新しい戦型(石田流や藤井システムなど)を学ぶのですが、この場合も新しい領域なのでストレスを感じます。

でも、このストレスを感じる状態こそが「学習」です。

新しい知識や技術を習得しようと思ったら、コンフォートゾーンではないので、多少ストレスがかかって当然です。

 

ただし、「かけすぎ」はよくありません。

会計でいえば、いきなり公認会計士の専門書を読むとか、ピアノなら初心者なのにショパンとかラフマニノフを弾こうとするとか、将棋なら五段や六段の人が読むような定石書を読むとか、それは負荷の「かけすぎ」です。

この場合は、難易度を下げ、「ちょっとがんばれば読める」ぐらいの本にチャレンジした方がよいでしょう。

ということで、新しいゴール実現のための「学習」は、多少ストレスがかかることは当然です。時間がかかるかもしれませんが、安心してチャレンジしていきましょう。

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