師をコロコロ変えない。

自己啓発

新しい知識や技術を習得するために、師やメンターにつくことは効果的です。

例えば、ピアノや武術を習う際など、先生に教わることは重要です。

一人でできないことはないですが、変な型ががついたり、習得が遅くなる恐れもあります。

 

だから、新しい知識や技術を習得する際は、先生の力は借りた方がいいです。

これは何も「直接」指導してもらうことだけでありません。

本から学ぶことも同様です。

本という「師」から学ぶことは大変重要です。

例えば、私の場合、起業時は神田昌典さんの著書などからマーケティングを学びましたし、戦略などは主藤幸司さんや竹田陽一さんの著書から多くを学びました。お金やファイナンスの教養は金持ち父さん貧乏父さんシリーズから学びました。

 

このように、新しい技術や知識を学ぶ際は、先を行く師やメンターから学ぶことは効果的です。

しかしながら、注意しなければならない点があります。

それは、「師をコロコロ変えないこと」です。

これは大変重要なのでもう一度言います。

「先生をコロコロ変えないこと」です。

うまく人ほど先生を変えません。

逆にうまくいかない人ほど、先生をコロコロ変えてしまいます。

 

なぜ、学ぶ師をコロコロと変えるとうまくいかないのでしょうか?

それは、知識や技術の「ゲシュタルト」がなかなか出来上がらないからです。

ゲシュタルトとは、誤解を恐れず言い換えるなら「知識のカタマリ」や「知識体系」「技術体系」など。

例えば、野球なら、打つ動作、投げる動作、守備の動作、走る動作など。一連の「ゲシュタルト」があります。

ピアノや将棋、水泳など、あらゆる物事には、上達までの一連のゲシュタルトが存在します。

 

そして、このゲシュタルトは、単なる表面的に学べる知識ではなく、「暗黙知」のようなものも含まれます。

寿司職人さんがわざわざ弟子入りして修行をする意味も、まさにこの暗黙知を学ばねばならないからですね。

表面上の知識と暗黙知を合わせた体系をゲシュタルトと言います。

で、ある程度のゲシュタルトを習得しようとしたら、学ぶべき先生や師をコロコロ変えてはいけないのです。

変える度にゲシュタルトを壊して作り直さなければならないからです。

 

だから、うまくいく人ほど先生をなかなか変えません。逆にうまく行かない人ほどゲシュタルト構築前にコロコロ先生を変えてしまいます。

ここに大変参考になる書籍の引用を紹介しましょう。

脳機能学者である苫米地英人博士の文言です。

「ある年齢を超えて、集中力を発揮するためには、一度やると決めたこと、一度選んだテキスト、一度選んだ先生にできるだけ疑念を抱かずに、子供のように素直に従ってやってみることに尽きます。」

(『脳にいい勉強法(苫米地英人著・アスコム)』p166引用)

苫米地英人博士いわく、なぜ、大人は先生をコロコロ変えてしまいたくなるのか?

というと、知恵がついてしまうからだそうです。

「この先生でいいのだろうか?」

「このやり方で合ってるのだろうか?」

「この練習って意味ないんじゃないの?」

など。

大人は子供と違い、知恵が身についてますから、疑念を抱きやすいのだそうです。

しかしながら、それに負けずに、子供のように素直に先生やテキストを変えないで取り組む姿勢が重要とのこと。

新しい物事を習得する際は簡単には師を変えないことですね。

【運営元】
株式会社 創伝社
〒102-0084東京都千代田区二番町5番地2 麹町駅プラザ901
コラム執筆者:代表取締役 作野裕樹
※コーチング、取材、書籍執筆、講演依頼などのお問い合わせはフォームからお願いします。なお、コーチング依頼の際は、必ず氏名・年齢・住所・TEL・履歴の入った自己紹介と志望動機を書いて、「件名」を 「コーチング問い合わせ」として、お問い合わせください。
自己啓発 ノウハウ コラム
soudenshaをフォローする
経営者のメンタルサポート&コーチング「創伝社」
タイトルとURLをコピーしました