算多きは勝ち、算少なきは敗る。(孫子の兵法)

コラム

「それ未だ戦わざるに廟算(びょうさん)して勝つ者は、算を得ること多ければなり。

未だ戦わざるを廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは敗る。

いわんや算なきにおいてをや。われここをもってこれを観るに、勝算あらわる。」

これは孫子の兵法の第一章「計篇」の四項に書いてある言葉である。

意訳をすると、シンプルに勝算が多き者は勝ち、勝算が少なき者は負けるということ。ましてや一つも勝算がないのは論外である。

当たり前といえば当たり前の話だが、こと起業や新規事業などの場合、おろそかになりがちだ。

例えば、私は経営顧問として、経営コンサルティングをしているが、新規事業の相談はよくある。その際、「集客方法はいくつありますか?」と聞くのだが、思いの外、返ってこない場合が多い。

中には「口コミや紹介です」と答える人もいるが、それは集客の「算なき」に等しい。口コミや紹介は狙って出せるものではない。なぜなら、「相手ありき」だからだ。口コミしてもらえるかどうかは相手次第なのだ。

戦争でいえば一か八かの博打に近い。

そうではなく、メルマガをやる、検索エンジン対策をやる、SNSをやる、FAXDMをやる、ダイレクトメールを発送するなどと言えたら、それは具体的な「算」になる。

もちろん、算の中にも「戦略寄り」の算もあれば、「戦術寄り」の算もある。どちらも少ないよりは多い方がいい。

あなたは「勝算」がいくつあるだろうか?一個もない場合は論外として、起業や新規事業立ち上げの際は複数あることが望ましい。

記事執筆者
作野裕樹

(株)創伝社、代表取締役。1978年、愛知県生まれ。2001年にITビジネスで独立起業、2003年に法人設立。自社ブランドサービスを開発、運営。同経営は『経済界』『実業界』などに取材され掲載。書籍『学校では教えてくれない起業の授業(アスカ出版)』などを出版。
現在、自身の起業、経営経験と東洋思想の知見を活かした経営コンサルティング事業も展開。起業家や経営者のための「教養」を学ぶ場「創伝塾」を2010年から主宰中。
趣味は古武術(古流柔術)、ピアノ演奏など。

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コラム執筆者:代表取締役 作野裕樹
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